回診が終わってしばらくすると、私はICUからHCU(高度治療室)へ移動しました。
HCUとはICUと一般病棟の中間に位置する病棟で、入院した病院では、ナースステーションと入口がつながっていて、何かあればすぐに対応していただけるような病床でした。
次の日、朝になり、また白い巨塔のような回診をわくわくして待っていました。
シャーとカーテンが開いたら、少し人数が減っていましたが、また教授を先頭にお医者様が!(^^)!
麻痺などがないかバレー徴候を調べるため、目をつむって手のひらを上にして両腕を前方に肩の高さまで水平まであげるという検査をして、問題がなかったので、ある先生が「後遺症なし!」と元気よく言ってくださってとても嬉しかったです。
手術も終わり、頭は痛かったですが、1週間くらいで退院できるのかな~とのんきに考えていました。担当医にどのくらいで退院できるんですか?と聞いたとき、早ければ2週間と言われ、意外と時間かかるんだと思ったのを覚えています。
くも膜下出血で2週間というのはとっても重要な期間です。
家族がお見舞いに来てくれて、スマホを渡してくれました。
スマホを使うのを大目に見てくださったので、夜布団にかぶりながら病気のことを調べまくりました。
改めて調べてみると大変な病気で、手術が成功したとしても、これから合併症など後遺症が出ることもあることを知り、落ち込みました。
特に2週間前後に脳血管攣縮という合併症が起きて、麻痺や言語障害、最悪は死亡することもあるそうです。
2週間。まずはそこを乗り越えればいいんだ。